矯正治療中は普通に食事はできる?

熊本市西区の歯科医院、もりの歯科クリニックです。

矯正治療を始めると、「食事は普通にできるの?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。基本的には食事を楽しむことができますが、矯正装置をつけたばかりの時期や、ワイヤーを調整した直後は注意が必要です。今回は、矯正中の食事のポイントについて詳しく説明します。

矯正治療の初期は食べ方に工夫が必要

矯正装置を装着してすぐの頃は、歯が動き始める影響で痛みや違和感を生じることがあります。また、装置に負担がかかると変形や破損の原因になるため、固い食べ物は控えるのが無難です。

・避けた方が良い食べ物
 ● 固いもの(せんべい、ナッツ、氷、フランスパンなど)
 ● 粘着性のあるもの(ガム、キャラメル、餅など)
 ● 繊維質で詰まりやすいもの(ほうれん草、もやし、焼き肉のスジなど)

・食べやすくする工夫
 矯正中でも食事を楽しむために、以下の工夫をしてみましょう。
 ● 大きな食材は小さく切る(リンゴや肉類などは一口サイズに)
 ● 柔らかく調理する(野菜は茹でる、パンはふんわりしたものを選ぶ)
 ● スプーンやフォークを使って食べる(前歯で噛みちぎるのを避ける)

慣れれば普通の食事も可能に

矯正治療が進むにつれて、装置や歯の動きに慣れてきます。個人差はありますが、数週間から数ヶ月で違和感が減り、食べられるものの幅も広がるでしょう。ただし、装置が外れるまで無理な食べ方は避けることが大切です。

また、食後は装置に食べ物が挟まりやすいため、しっかり歯磨きをする習慣をつけましょう。特に、マウスピース矯正を使用している場合は装置を外して食事できるため、食後の歯磨きを徹底することが重要です。

まとめ

矯正中でも食事は可能ですが、治療の初期段階や調整後は注意が必要です。食べ物を小さく切る・柔らかくするなどの工夫をすれば、無理のない範囲で食事を楽しめます。慣れてくれば、通常の食事も問題なくできるようになるので、矯正治療をスムーズに進めるためにも適切な食べ方を心がけましょう。

矯正治療にご興味のある方は、お気軽にご相談ください。

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